瞑想でココロ健やか、
カラダ美しく。
マインドフルネスの考え方をベースにした「感情マネジメント」のオンライン(Zoom)セミナーです。このセミナーの目的は、次のものです。
「ネガティブな感情を持たないようにする」のではなく、「ネガティブな感情がわいてきても、それにふりまわされない心の習慣=感情的柔軟性(Emotional flexibility)をつくる」こと。
感情とはそもそも何なのか?感情心理学に関する知識をお伝えしつつ、自分の感情と向き合う様々ワークに取り組んでいきます。ネガティブな感情とつきあっていく上で効果的な「瞑想」については、パートをわけて集中的に取り組んでいきます。
日頃、「いらいら」「落ち込み」「嫉妬」「憎しみ」など、何らかのネガティブ感情にふりまわされて困っている方、または瞑想をストレスマネジメントの習慣として取り入れたい方など、どうぞ気軽にお申し込みください。
第1回 2024年9月28日(土) 13:00〜16:00(3時間)オンライン:Zoom
お申込みはイベント予約サイトPeatixからとなります。→ 第1回 9/28(3時間)
ネガティブな感情とつきあうために大切なひとつのコト
ネガティブな感情とつきあうために大切なことは、「自己距離化」(self-distancing)です。
「自己距離化」とは、感情と自分との間に距離をとることです。心理学者フランクルが提唱したロゴセラピーでは、「自己距離化」の大切を説いています。シンプルにいえば感情を客観的に理性を働かせながら見ることです。感情を落ち着いて「観察する」といってもいいでしょう。
感情を落ち着いて「観察する」といってもいいでしょう。観察できたら、そこに理性が働いているわけですから感情に振りまされることが少なくなっていきます。
「自己距離化」の反対が、感情と自己が同一化している状態です。心理学で「感情の過剰同一化」といいます。特にネガティブな感情に飲み込まれてしまうと、人は、理性の働きが弱くなる傾向があります。
怒りに我を忘れる。
そんな表現があります。怒りに任せて、言わないでいいことを言ってしまい、後悔したことがないでしょうか。理性が働いていれば、「これを言ってはいけない」とストップをかけられます。言わないでいいことを言わずにいられます。
つまり、感情と自分との間に距離をとれる心の習慣ができれば、私たちはより理性的になって、感情をマネジメントしやすくなります。
そこで、本セミナーでは、自己距離化の「心の習慣」を育むうえで有効とされるマインドフルネス瞑想を中心に、様々なワークに取り組んでいただきながら、不快な感情と上手につきあっていくスキルを学びとっていただきます。
ネガティブな感情を受け入れることがスタートライン
「怒り」「憎しみ」「嫉妬」「むなしさ」「うつうつ」「自信がない」など、私たちはネガティブな感情を、よくないものと否定しがちです。不快な感情を抱いた時には、なんともいえない後味の悪さがありますので、否定したくなるのは、仕方のないことです。
ただ、進化心理学の観点からいうと、現代人がもつ様々な感情は、人類が生き延びていく(適応する)ために「必要なものだった」と考えることができます。必要なものだったのですから、100%否定することはありません。
また、否定された心の要素は、より強く、その人の中で意識化される傾向にあります。否定するのに余計に「心のエネルギー」を使います。ある人を憎んでいる時に、「憎しみはよくない、憎しみを持ってはいけない」と思っていると、むしろ逆に、憎しみが強くなってしまいます。皮肉なものです。
反対に「どんな感情であれ、必要なもの」と、肯定的に思えれば、あなたの中に起きてくるネガティブな感情に変化が起きてきます。
そこで本セミナーでは、「ネガティブな感情も必要なもので、自分の中にあっていいもの」と受け入れられるように、感情心理学でいわれている基本的な理論にもふれていきます。
瞑想を中心に様々なワークに取り組み感情と向き合う
日頃、私たちの感情をほぼ無意識のうちに起きてくるものです。
勝手に出てきて、一瞬で、消えてゆく感情あれば、何日も何ヶ月も何年も居座り続ける感情もあります。「思い出すだけで腹が立ってくる」などと言いますが、まさに「引きずる」という心理現象です。
感情は、無意識のうちにあまりにも自然と働くので、人は、日頃、自分の感情をわざわざ時間をとって観察などしません。特に、ネガティブな感情は、日頃、否定的にとらえているので、それと向き合いたくありませんし、無視していることが自然です。
しかし、無視を続けていると、感情に対して客観的に理性を働かせる「自己距離化」の「心の習慣」がおろそかになりがちです。
そこで、「たまには向き合ってみるか」といった軽い感じで、向き合っていきます。例えば、下のイラストは、自分の感情を「見える化」(可視化)するワークのアウトプットです。
そこで、「たまには向き合ってみるか」といった軽い感じで、向き合っていきます。例えば、下のイラストは、自分の感情を「見える化」(可視化)するワークのアウトプットです。
左は、「イライラ」であり、右は「うれしさ」です。
感情は、私たちの体の中を流れるエネルギーであり、目に見えないものです。だから扱いにくいです。でも、こうして「見える化」すれば、そのこと自体が、感情を客観的に観察していることであり、日頃の感情よりも、心理的に距離をとって、落ち着いて冷静に、自分の感情について考えることができます。
「見える化」した後、次の5つの技法で、ネガティブな感情にアプローチしていきます。
❶変容(Change):ネガティブな感情をポジティブなものに変容する。
❷解放(Release):外へ出すようにイメージし、深呼吸を繰り返し、ネガティブな感情を手放す。
❸観察(Observe):良い・悪いの評価をせずに、ただネガティブな感情を見つめる。
❹受容(Accept):ネガティブな感情を「必要なもの」「あってよいもの」とし、受け入れていく。
❺感謝(Appreciate):ネガティブな感情に対して「ありがとう」と感謝をする。
また、ネガティブな感情に、「名前をつけるワーク」もします。「イライラ」では、否定的な感じがしますが、ユーモアをもって「イラちゃん」とか「イライラくん」と命名します。
そして、日頃、「イライラ」が出てきたら、「あ〜、今、私のなかで『イラちゃん』が動き出したのね。へ〜元気ね、がんばってね」と、軽くいなすような感じで、イライラに対して声をかけ、そうして「ネガティブな感情にふりまされない心の習慣」をつくっていきます。
昨今、多くの人が習慣とする「瞑想」は、まさに雑念(思考、感情、感覚)を客観的に見るトレーニングであり、自己距離化の心の習慣をつくる上で、もってこいです。
そこで、瞑想には、ひとつのパートをつくって集中的に取り組んでいきます。
自分の感情とは、一生、つきあっていくものです。どうせ、つきあうのですから、上手につきあっていきたいものですね。そのための、ちょっとしたヒントをお届けしますので、もし、よろしければご参加ください。
9/28 (土)第1回ネガティブな感情との上手なつきあい方
〈クリックすると予約申し込み Peatixへ〉
◆講師挨拶/自己紹介(10分)
◆Intro:講師挨拶/セミナー概要説明など(10分)
講師自己消化やセミナーの目的、プログラム全体の流れを説明します。
◆Part1:感情心理学理論とワーク(50分)
パート1では、感情心理学で説かれた理論を説明しながら、感情と向き合うワークを体験します。
(※10分休憩)
◆Part2:感情と向きあうワーク(50分)
パート2では、感情と向き合うワークを中心に体験します。
(※10分休憩)
◆Part3:マインドフルネス瞑想の実践(40分)
パート3は、基本的な瞑想に取り組んだあと、感情と向き合う瞑想に取り組みます。
椅子に座ったままでOKです!
◆質疑応答(10分)
※ 終了後の質疑応答へのご参加は自由です。
※随時、休憩をとりながら進行いたします。
※ リアルタイムの講演形式です。グループワークは行いません。リラックスしてお聞きください。
※本セミナーは Zoomを使います。ビデオはOFFのままでも結構です。
※コンテンツは当日の進行状況によって、順番を変えるなど、小さな変更があることを予めご了承ください。
※鬱病、パニック障害など何らかの精神疾患のある方は、必ず、主治医にご相談のうえ、ご参加ください。本セミナーを治療を目的としたものではありません。
- ネガティブな感情に振り回されることが多いので何とかしたい方。
- 自分が嫌いで、自分に自信が持てず、ネガティブ感情に支配されやすい方。
- 何ごともネガティブに考えがちで、日々、困っている方。
- 繊細な気質(HSP)の持ち主で、生きづらさを感じている方。
- 自分の感情に素直に向き合ったことがないので、向き合ってみたい方。
- 瞑想に興味があり、瞑想を実際に、体験したい方。
- 疲労の解消:ストレスによる疲れを解消し、心身を整えていく。
- 感情の安定:感情的に浮き沈みの激しい心の状態を、穏やかに沈めていくことができる。
- 思考の変容:現実のとらえ方、考え方が変化しストレスに強くなる。
- 自信の向上:自己の可能性の豊かさを知り、自分を信頼できるようになる。
- 愛情の深化:慈悲の瞑想を通して、自分や他者に対する愛情が深くなる。
- セミナータイトル:第1回「ネガティブな感情との上手なつきあい方〜マインドフルネスをベースにした感情マネジメント講座〜」
- 開催日時:2024年9月28日(土) 13:00-16:00(3時間)
- 受講費:3,800円(税込)
- 開催形式:オンライン(Zoomを使用)
- お申し込み:ピーティックス(イベント決済システム)より
- セミナー参加のお申し込みについて、イベント・コミュニティ運営システムの「Peatix」(ピーティックス)を活用しています。「Peatix」に会員登録の上、規約に従い、ご予約・参加費のお支払をされてください。
- 以下、開催日時のリンクをクリックすると、「Peatix」の予約ページが開き、お申込みできます。
- 「Peatix」でお申し込みが完了すると、「イベント視聴ページ」の案内メールが届きます。案内メールの説明に従い「イベント視聴ページ」に移動し、「イベントに参加」ボタンを押すと「Zoom」にログインでき、セミナーに参加できます。
「Peatix」(ピーティックス)からのお申し込みとなります。カード決済などその他の支払い方法が可能です。以下のボタンをクリックすると「Peatix」の申し込みページにジャンプします。
瞑想セラピスト/心理カウンセラー/研修講師
早稲田大学LRC(Life Redesign College)講師
松山淳(JUN MATSUYAMA)
1968年東京生まれ。成城大学文芸学部卒。瞑想歴15年
先祖代々〜曽祖父、祖父ともに「禅僧」であり、瞑想とつながり深い家庭環境に育つ。中学生時代に瞑想技法のひとつといえる「自律訓練法」に出会い生活習慣とする。
成城大学卒業後、1992年JR東海エージェンシー入社。2000年に退職。2002年アースシップ・コンサルティングを創設。独立を機に瞑想体験を深めていく。2010年 深層心理学者ユングの性格類型論をベースにする国際的性格検査「MBTI®」 の資格を取得し、「アマゾン・ジャパン」「楽天」「パナソニック」など大手企業を中心に社員研修を行う。この頃より、研修プログラムの一環として瞑想を指導。2011年、東日本大震災を契機に「フランクル心理学」への造詣を深める。
同年、Facebook-Page『リーダーへ贈る人生が輝く言葉』の運営開始。フォロワー数は、11,000名を超える。
2016年4月〜2019年3月 産業能率大学(情報マネジメント学部・経営学部)で兼任講師を務め、授業の冒頭で瞑想を学生に指導する。2020年YouTubeチャンネル「君へ贈る言葉」(現:ことのはセラピー)を開設。2021年ナチュラル・メディテーション・ジャパンの主宰活動を開始。
【著書】『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)(中国、ベトナム、台湾、三ヶ国での翻訳決定)、『「機動戦士ガンダム」が教えてくれた新世代リーダーシップ』(SBクリエイティブ)、『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ トリックスター・リーダーシップ』(ソフトバンク新書)『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)、『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)